相続財産から生ずる収益の取扱い

2. 相続税の対象となる財産

相続財産から生ずる収益の取扱い

 

 

遺産分割によって各相続人が取得した財産は、相続開始時にさかのぼって、各相続人が被相続人から直接相続したこととなります。

 

では、その相続財産から生ずる収益(たとえば賃貸不動産から生ずる家賃収入など)については、遺産分割が確定するまでの間どのように取り扱うのでしょうか。

 

遺産分割が確定していない場合、その相続財産は各相続人が法定相続分に応じて共有しているものとされ、共有状態にある相続財産から生ずる収益は、各相続人がその法定相続分に応じて取得することとなります。(単独分割債権)

 

したがって、相続財産から生ずる収益については、遺産分割が確定するまでの間は、各相続人がその法定相続分に応じて、各自所得として申告・納税をすることとなります。

 

なお、その後、遺産分割協議が整い分割が確定した場合であっても、その効果は相続財産にのみ影響するもので、相続財産から生ずる収益には影響を与えません。

 

よって、各相続人の所得について、分割の確定による修正申告・更正の請求は行いません。

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